日本の高温多湿が故の風通しを重視した家づくりの思想が、
断熱後進国となった原因の一つですが、
一方、現在でも影響を及ぼしている一因に、アルミサッシの存在があります。
「アルミは、最高の素材」ともてはやされ、建築を担ってきました。
■軽く、精度が高く、加工しやすい
■大量生産性に優れる
■錆びず、燃えず、経年劣化に強い
■意匠性(デザイン)も良い
アルミサッシは昭和後期の日本の住宅でなくてはならない建築材料でした。
しかし、アルミの弱点は断熱性能がとても低い(熱伝導率が高い)ことです。
これは、住宅の断熱性能にとっては致命的な弱点です。
冬、窓(アルミサッシ+複層ガラス)から家のおよそ半分の熱が逃げます。
冬の窓枠が結露でビッショリという状況は、日本家屋の日常でした。
こんな事実がありながらも、サッシメーカーは大工場へ投じた巨費回収のために、
なかなかアルミサッシ製造から手が引けなかったのです。
断熱後進国日本は、産業界が作り出したとも言えます。
Passive Design Welcomehome
山本雅之
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