ヌックとは?
家でくつろぐおしゃれ施工事例10選と
後悔しない為のポイント解説
話題のくつろぎスペース『ヌック』とは?
(2025年3月更新)
「リビングで横になってくつろげるスペースが欲しい」
「プライベート空間を作りたい」
そんなお悩みをお持ちの方に、お伝えしたいことがございます。
こんにちは。
千葉県のデザイン注文住宅・高性能住宅の工務店『ウェルカムホーム』です。
家の中にくつろげる自分だけの特別な空間を持つことは、多くの人にとって憧れです。
そんな憧れを実現できる、今話題のくつろぎ住宅スペースが「ヌック」。
ヌックとは、狭い場所ながらも快適さを追求した小さな空間を意味し、現代のライフスタイルでも注目を集めています。
たとえば、リビングに小上がりの畳スペースや仕切られた小部屋を設置することで快適なプライベート空間を作り出すことが可能です。
この記事では、ヌックの基本情報から実践的な活用法、おしゃれな施工事例までプロの視点で詳しく解説していきます。
それでは、早速みていきましょう!
ヌックの基本とは?その意味と起源

ヌックの語源はスコットランドの「neuk」
「ヌック」という言葉は、スコットランド語の「neuk(ヌーク)」に由来するといわれています。
この言葉は「隅」や「角」といった意味を持ち、部屋の中の小さなスペースを指します。
現在では、そこから派生して、「小さいけれども居心地のよい空間」を表すようになりました。
家族が暖かさやくつろぎを感じながら時間を過ごす場所として発展してきた背景があります。
ヌックの定義である居心地の良い空間とは
ヌックとは、一般的に家の中にある2~3畳程度の小さなスペースを指します。
狭い空間ですが、そのコンパクトさがむしろ「快適さ」や「こもれる感じ」を生み出しています。
家族と同じ空間にいながら、ほんの少しプライベート感を味わえるのが特徴です。
リーディングスペースや作業スペース、さらには子供の秘密基地のような用途に対応できるため、多目的に活用できます。

ヌックが注目を集めた背景
近年、ヌックが注目を集めている理由は、多様なライフスタイルの変化にあります。
特にコロナ禍以降、在宅時間が増えたことで、自宅で快適に過ごせる空間作りが求められるようになりました。
その中でヌックは、限られたスペースを有効活用しつつ、居心地の良さを提供してくれるアイデアとして評価されています。
さらに、デッドスペースの活用法としても有効で、階段下や廊下、窓辺といった場所にヌックを取り入れることで、家全体の使い勝手を向上させることも可能です。
ヌックの活用方法とメリット

読書スペースとしての活用
ヌックは読書スペースとして最適な小空間です。
家の中にお気に入りの本を持ち込み、2〜3畳程度の落ち着いたエリアで集中して読書を楽しむことができます。
特に窓辺に設けたヌックでは自然光が差し込み、ここちいい時間を過ごせます。
読書灯やクッションなどを配置することで、さらに快適な環境を作り出すことができるでしょう。
リラクゼーションの場としての魅力
ヌックはくつろぐためのスペースとしても非常に魅力的です。
温かみのある素材を取り入れることで、まるで包み込まれるような安心感を得られます。
畳を使えば和の雰囲気が加わり、リラックス効果がさらに高まります。
また、こもり感がほどよくあるため、日々のストレスをリセットする場所としても活用できるでしょう。
お気に入りのアロマや柔らかい照明を取り入れることで、より自分らしいリラクゼーションスペースになります。

家族との時間を共有するための空間
ヌックは個人だけでなく家族で共有する空間としても役立ちます。
例えば、小さなお子様が本を読んだり遊んだりするキッズスペースにしたり、家族で映画を楽しむためのおこもりルームにしたりと、用途に応じた形にアレンジ可能です。
同じ家にいながらも、プライベート感を持ちつつ家族の存在を感じられる空間が、ヌックの持つ魅力です。
ヌックを利用することで得られる心理的効果
ヌックを取り入れることで、心理的にも多くのメリットを得られます。
狭い空間が持つ特性上、人は安心感や落ち着きといった感情を抱きやすくなります。
さらに、用途を特定したスペースを設けることで集中力が高まり、リフレッシュの場としても効果的です。
プライベート空間を充実させることで、リラックスする時間を確保し、癒しの空間を演出します。
ヌックを取り入れる際の注意点とデメリット

スペース確保に関する課題
「ヌック」とは居心地の良い小さな空間を指しますが、それを作るには十分なスペースが必要です。
家の間取りによっては、ヌック専用の場所を確保することが難しい場合があります。
特に、都市部の限られた住空間では、2〜3畳程度のスペースすら確保するのが難しいことが多いです。
また、ヌックに必要な家具やカウンターを設置するスペースもあらかじめ計画しておく必要があります。
安易に設置場所を決めてしまうと、家全体の使い勝手を悪化させる可能性があるため、慎重に検討することが重要です。
次第に使われなくなることを防ぐ為に
ヌックは、その特性上「限定的に使用される空間」になりがちです。
そのため、最初は活用していても、次第に使われなくなるリスクがあります。
このような後悔を避けるためには、ヌックの設計段階で「どのように使うか」について具体的な目的を持つことが大切です。
例えば、読書専用としてしっかりと本棚を備える、または窓辺のスペースに座り心地の良いベンチを設けるなど、利用シーンを具体的に想定しましょう。
さらに、季節やライフスタイルの変化に応じて用途を柔軟に変更できるよう、汎用性のあるデザインを採用することもおすすめです。

間取り全体とのバランス
ヌックを設置する際には、家全体の間取りとのバランスを考慮することが必要不可欠です。
広さや配置によっては、ヌックが他の生活空間を圧迫し、かえって使い勝手が悪くなる可能性もあります。
特に、リビングやキッチンといった主要な空間との相性を考えながらデザインすることが重要です。
その際、ヌックが「狭すぎて不快」と感じられたり、逆に「空間を取り過ぎ」といったバランスの問題が生じないよう、設計の段階で十分にシミュレーションを行うと良いでしょう。
ヌック施工事例とつくる場所の選び方
和紙畳のホビースペースが溶け込む開放的なリビングのある家
窓辺や部屋のコーナーも、ヌックとして最適な場所です。
特に2~3畳ほどの畳スペースを取り入れると、和風の落ち着きが感じられるヌックに仕上がるでしょう。
こちらの事例では、LDKの一部に家族で楽しめるホビールームを作りました。
畳(和紙)仕上げにし、寝転がれたり、来客用にもできる仕様です。
また、部屋のコーナーを活用して琉球畳や備え付け収納を採用すれば、こもり感を演出しつつ、個性を反映したデザインが可能です。
趣味を楽しむ家
ヌックをつくる際には、デッドスペースをうまく活用することがポイントとなります。
たとえば、階段下やキッチン脇のスペースは、そのままだと無駄になりがちな空間です。
しかし、そこにヌックを設けることで、「居心地の良い小さな空間」を生み出すことができます。
キッチン脇のスペースに幅がある場合、一角にカウンターを設けるだけで温かみのあるヌックが完成します。
また、階段下の場合、高さを考慮した設計が必要ですが、収納スペースを兼ねたベンチや小さな机を配置すれば、快適な作業エリアやリーディングスペースとして活用できます。
Early American調の住まい
ヌックは家の間取りに応じて、最適な場所を選ぶことが重要です。
たとえば、こちらはリビングルームの隅にヌックを設置した施工事例。
家族とともにいながらも、プライベート感のあるスペースを確保できます。
小上がりの畳スペースを設け、足を伸ばして座ったり、スタディスペースとしても効果的です。
お気に入りの雑貨を飾った棚は、造作しました。
下の部分は収納にもなっているのでとても機能的です。
後悔しないためには、家族のライフスタイルや使い方を明確にした上で、ヌックをつくる場所を検討しましょう。
ヌック施工事例とつくる際のデザインのポイント
好きな物に囲まれた明るく開放的な住まい
ヌックを快適な空間にするためには、「開放感」と「こもり感」のバランスを取ることが重要です。
ヌックとは家の中で小ぢんまりとした居心地の良いスペースを指しますが、完全に閉鎖的だと圧迫感を生む可能性があります。
一方で、開放感が強すぎるとプライベート感が薄まり、リラックスできる空間としては不十分です。
たとえば、こちらの施工事例のように小上がりの段差を設ける、部分的に仕切り壁をつける、窓際に配置して適度な景色と光を取り込むといった工夫が効果的です。
このように、視覚的に広がりを持たせながらも、しっかりと落ち着ける環境を作ることが基本となります。
趣味を楽しむ工夫、ビルトインガレージ+アクアリウムの家
ヌックの雰囲気を作り上げるうえで、色合いや素材の選定は非常に重要です。
こちらの施工事例のように、落ち着いた色味や自然素材を使用することで、居心地の良さを強調できます。
たとえば、木材やリネンなどの温かみのある素材を使用することで、ナチュラルで柔らかな印象を与えることができます。
また、色選びでは、白やベージュ、ライトグレーのようなニュートラルカラーを基調にすると、圧迫感を軽減し、ここちいい空間作りが可能です。
一部に和のテイストを取り入れて畳を使うのも工夫の一つです。
素材と色味の調和を意識すれば、毎日使いたくなるヌックを実現できます。
秘密基地のような大人の「趣味部屋」
ヌックを特別な空間にするには、自分らしさを活かした家具や装飾を取り入れることが大切です。
こちらの施工事例のように、読書スペースとしてヌックを利用するなら、あなたが好きな本を整理できる本棚や、座り心地の良いイスを加えると良いでしょう。
さらに、小さなアートや観葉植物を置くことで視覚的な癒しをプラスできます。
こうした工夫を重ねることで、ヌックが単なるスペースではなく、ライフスタイルにフィットした特別な場所に変わります。
家の中で後悔しない空間作りを目指すためには、こうした個性のひと工夫が鍵となります。
おしゃれでくつろげるヌック施工事例集
インナーガレージと裁縫コーナーのある夫婦で愉しむ家
こちらの施工事例は、リビングとつながる畳コーナー。
寝転んでくつろぐことができます。
カフェ風スタイルの家
階段下には子どものおもちゃ置き場やワークスペースなど、活用幅も広く、おこもり感がありみんなの落ち着く場所に。
あえて壁を残した階段下部分は、2匹の猫ちゃんのごはんルームとなっています。
遊び心のある楽しい家
こちらの施工事例は、ご家族皆が楽しめる、遊び心のあるデザインを採用。
LDKと繋がる畳のヌックは開放感がありつつ、別空間を演出しています。
それぞれの居場所がつながる家
「シンプル」・「スッキリ」がお好みのご夫婦こだわりの空間。
それぞれの居場所のある家になりました。
開放感のある2階の一角をご主人の趣味のスペースに。
Q&A
Q.ヌックのスペースが狭いとどうなるのでしょうか?
視覚的に広がりを持たせるために、色合いや素材の工夫が重要です。
また、一般的なサイズ感は、2〜3畳程度といわれています。
Q.ヌックはどのように活用できるのでしょうか?
利用目的を明確にすることで、ヌックを最大限に活用できます。
Q.ヌックを設置して後悔しないためのポイントは何ですか?
また、家全体との調和を図ることで、使わなくなるリスクを減らすことができます。
くつろぐプライベート空間はヌックでつくる
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戦略マーケティング&PR部
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